海瀬神社
石川県鳳珠郡能登町字鵜川


神社の目の前には、大きな日本海が広がります。
地元の漁師達は、海の女神・市杵嶋比売命(いちきしまひめ)を奉る海瀬神社に豊漁や海上安全を祈ります。
石川県神社庁のホームページにも載らない小さな神社ですが、鵜川エリア最大のお祭り「にわか祭」は海瀬神社が舞台となります。
波の音を背にお参りしてみてはいかがですか。
市杵嶋比売命(いちきしまひめ)


市杵嶋比売命(いちきしまひめ)は日本を代表する海の神として知られ、須佐之男命の剣から生まれた宗像三女神の中でも最も美しいとされていた神様です。
毎年8 月最終土曜日に海瀬神社で行なわれる「にわか祭」では、にわかに凛々しい武者絵を描き、武者を市杵嶋比売命へ婿入りさせて奉納していたとされています。
ご祭神にあやかりイケメン男子と良いご縁があると良いですね。
能登町鵜川の地で古くから伝わる
漁師の祭礼
鵜川の2つの台網(大敷網)である、下の網(海瀬組)と上の網(馬場組)の男たちは、不漁や海難事故が続いたため、海の女神、市杵嶋比売命を祀る海瀬神社に豊漁、海上安全を祈り、行燈に凛々しい武者の絵を描き威勢よく担ぎ祭神を慰めました。
以来、漁業に栄えた鵜川の漁師たちによる祭礼に使われた御幣や武者絵をそれぞれの船や神棚に豊漁安全のお札として飾られている風習は、寛永年間(約400年前)から今も受け継がれています。
高さ7m、幅5.4mの大奉燈9基が町内を駆け巡ります。
海瀬神社
所在地: | 鳳珠郡能登町字鵜川 |
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電話: | 0768-67-1603 |
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